痛みもイライラもスッキリ!妊婦のむくみこそ着圧ソックスで

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エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症・肺塞栓症)について

妊婦になると、出産を控えて血が固まりやすい状態になり、血栓ができやすい状態になります。この状態で同じ姿勢を取り続けていると発生する可能性がある病気が、一般的にエコノミークラス症候群と呼ばれている病気です。※1

ここでは、エコノミークラス症候群の概要、旅行や移動中などこの病気が発生する原因および病気の予防方法、足のむくみを改善する方法について見ていきましょう。

エコノミークラス症候群とは

エコノミークラス症候群は、深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)が原因で引き起こされた肺塞栓症(はいそくせんしょう)のことです。

長時間同じ姿勢を取り続けていると、血行不良が起こって足の深いところにある静脈内に血栓ができます。この症状を深部静脈血栓症と呼びます。深部静脈血栓症でできた血栓が肺にまで飛んで肺の血管を詰まらせる状態が肺塞栓症です。※1

エコノミークラス症候群は、飛んでいった血栓が大きく肺の大部分を詰まらせてしまうと命の危険にもかかわる非常に恐ろしい病気です。大きな震災の後、車の中で避難生活を送っている人も、同じ姿勢を取り続けるためこの病気にかかる人も少なくありません。

《エコノミークラス症候群の症状と治療》
初期の症状としては、太ももから下の足が赤くなる・腫れる・痛むなどが見られます。症状が重くなると、胸痛や呼吸困難・失神が出始めて非常に危険です。治療は、多くの場合血液をサラサラにする薬を投与して2週間程度の入院加療が必要となります。※1

エコノミークラス症候群にかかりやすくなる危険な行動

エコノミークラス症候群になる危険な行動とは「長時間同じ姿勢でいること(主に座っている状態)」です。飛行機や車で移動しているときは狭い座席でじっと動かないのでかかる確率が高まりますが、自宅でも、ずっと同じ姿勢で座っているとこの病気になる可能性があります。

エコノミークラス症候群の予防方法・改善方法

エコノミークラス症候群の予防方法および足のむくみが気になってきたときの改善方法は、主に血液をドロドロにしないために水分の摂り方に注意することと、下半身の血行を良くすることの2つです。具体的に何をすれば予防になるのかを説明しましょう。

《着圧ソックスを履く》
着圧ソックスは、ひざから下の血行を良くしてエコノミークラス症候群を発生させる深部静脈血栓症を防ぐ働きがあります。着圧ストッキングでもいいのですが、おなかの大きい妊婦は、おなかが締め付けられてかえって血行が悪く場合もあるので、着圧ソックスがおすすめです。

里帰りや旅行などでどうしても長時間同じ姿勢になることが分かっている場合は、着圧ソックスを忘れないように着用しましょう。

《長く椅子に座るときは、1時間に1回は足を中心に動かす》
椅子に長く座らないといけないときは、1時間に1回足を動かすようにします。可能なら、1時間に1回は5分程度歩けると理想的です。歩けない場合でも、その場でかかとの上げ下げ運動を続けるだけでもずいぶん違いますのでお試しください。

《水分をこまめに摂る・利尿作用のある飲料はNG》
水分が不足すると血液がドロドロになりますます血栓ができやすくなります。水分はこまめに摂りましょう。ただし、利尿作用のあるカフェイン飲料やアルコール類は避けてください。

《飛行機やバスなどは通路側の席を取り定期的に歩く》
飛行機やバスの座席は通路側にして、自分の歩きたいときに歩ける場所を確保します。水分をこまめに摂ってトイレに行きたくなったらどんどん行く、という形で動いていればエコノミークラス症候群の予防になります。

※1:[PDF]2016年 厚生労働省 「深部静脈血栓症/肺塞栓症 (いわゆるエコノミークラス症候群)について」より